第38回 Continuing Educationシリーズ講習会
「マイクロバブルの発生・測定 および 実用プロセスへの応用」講演・展示実演会


「マイクロバブル」は高いガス溶解特性や流体の摩擦低減などプロセス設計に適応できる可能性を持つほか、素材製造や臨床医療の分野における可能性も検討されています。
そこでマイクロバブルに関する研究者により最先端のマイクロバブル技術をご講演頂き、あわせてこれまで提案されたいくつかの市販のマイクロバブル発生装置および分析測定装置について実演を通してご紹介致します。


資源開発(株)ニクニ(株)(株)オーラテックシスメックス  以上の4社の企業により展示実演を行います。 


※参加申込みは、定員に達しましたので締め切りました。 ありがとうございました。

日 時  2007年 5月 11日(金) 9:30〜17:30
会 場  慶應義塾大学 日吉キャンパス来往舎 
協 賛  化学工学会粒子・流体プロセス部会、  化学工学会気泡塔分科会、  日本混相流学会
定 員  50名
参加費  正会員:15,000円   法人会員の社員:20,000円  学生会員:2,000円   会員外:30,000円
 ※参加費には、テキスト代・消費税が含まれます。   
お問い合わせ  (社)化学工学会関東支部 事務局
 TEL:03-3943-3527   FAX:03-3943-3530   E-mail:info@scej-kt.org

プログラム
時 間 プログラム 講 師
9:30-10:30  「マイクロバブルの基礎と応用」  慶應義塾大学   / 寺坂 宏一 氏
マクロバブルに関する基礎的な性質について解説する。 更に近年提案されている各種マイクロバブル発生法について解説し、ガス吸収や浮上分離プロセスへの適用を想定した研究例および評価について紹介する。

10:30-11:30  「超音波を用いたマイクロバブルの発生法と中空マイクロカプセルの製造」  産業総合研究所 / 竹村 文男 氏
超音波を用いて大きさ数マイクロメートルの微細な気泡を生成するメカニズムとマイクロバブルをテンプレートした簡易な中空マイクロカプセルの生成方法について紹介する。

11:30-12:30  休 憩
12:30-13:30  「マイクロバブルを利用した反応晶析ほか応用技術」  千葉工業大学   / 尾上 薫 氏
過飽和溶液へのマイクロバブルの導入により創成した気-液相間の微細な界面反応場を、無機系・有機系の晶析操作に応用することが可能である。本講習では,操作条件が核化の促進および結晶物性(多形・粒径)に及ぼす影響について述べる。

13:30-14:30  「マイクロバブルによる船の抵抗低減」  海上技術安全研究所 / 児玉 良明 氏
航走する船舶の船底に空気泡を注入すると、摩擦抵抗が顕著に低減し、有望な省エネデバイスとして研究が進められている。 マイクロバブルによる摩擦抵抗低減メカニズム、過去の実船実験結果、船への実用化に向けた研究の進展内容について解説する。

14:30-15:00  出展企業の製品・機器説明 (マイクロバブル発生器メーカー、粒子計測機器メーカー)
   *資源開発(株)  ・・・加圧溶解式
   
*(株)富喜製作所・・・機械攪拌式マイクロバブル発生機
   
*(株)オーラテック・・・マイクロバブル生成技術(エジュクタ方式、旋回方式、加圧溶解方式、キャビテーション方式)特に小型の加圧溶解式
   
*シスメックス   ・・・粒子計測

15:00-15:15  休 憩
15:15-17:00  展示・実演会